1on1でありがちな失敗・NGパターンまとめ

チームビルディング

1on1って、チーム運営でめちゃくちゃ大事な時間なんですが…
実際やってみると「うわ~これはやっちゃダメだわ」と思う失敗例が意外と多いです。
私自身が部下として体験したこと、周りでよく聞いたことをまとめてみました。


1. 上司が“自分語り”や愚痴を延々と話す

「1on1=マネージャーの自分が喋る場」と勘違いしてるパターン。
私もかつて、延々と上司の武勇伝や苦労話を聞かされて
「それ、今の自分には正直あんまり関係ないんだけどな…」と内心思ってました。

特にキツいのは“愚痴”!
会社や他部署の悪口、マネージャー自身のストレス発散のために使われると、
「この人に何話しても意味ないな」と思われてしまいます。


2. 他のメンバーの悪口・機密話をする

「ここだけの話だけど…」と他のメンバーの話を持ち出すパターン。
他のメンバーの噂話だったり、悪口だったり…
これ、ほんとに信頼失います。

「この人、私がいないところでも私の話してるのかな…」
「自分の相談内容も他のメンバーに漏れるかも…」
と不信感が生まれるし、チームの雰囲気が悪くなる原因No.1です。


3. “相談”がマネージャー自身の業務相談になる

「この案件どう思う?」とか、「このタスク誰に振ろうか悩んでてさ~」
…いやいや、それはあなたが決めてほしいんだが!?
たまになら全然頼られているなと思っていいんですけど
しょっちゅうこんな話ばかりで自分の1on1になってしまう人がいて
なんだかな…という気持ちになったのを思い出します。

1on1が上司の“仕事相談の場”になってしまうと、
部下としては「何でこの時間が自分のためじゃなくなってるんだ?」と感じて萎えます。


4. 指示・詰め・注意だけで終わる

“1on1”と称しながら、実際はただの注意タイム・指示出しタイムになっているパターン。
「今週これちゃんとやってないよね?」
「なんでできてないの?」
これ、定期業務報告の場と何が違うの?と思ってしまう。
毎週そんなことを言われ続ける1on1、行くのも億劫になりますね。
注意される側にも問題はあるかもしれないけれど
1on1以外のタイミングで対策を練る必要があると思います。


5. 形式的に予定だけこなして“ただの作業”になる

予定だけ入れて、話す内容もないまま「最近どう?」でちょろっと話して
ネタに尽きたから短時間で終わり、
あるいは「とりあえず今日もやりました」感だけ出して毎回同じ。
これだと、だんだん“形骸化”して誰も1on1を大事にしなくなる悪循環。
メンバーから話題が出てこない場合も考えて、自分でも聞くネタをもって参加することが大事です。


6. そもそもやらない/ドタキャンが多い

忙しいから…で1on1が後回しになり、
「また今度」「今週はやめとこう」が当たり前になると、
“話せる時間”が形だけになってしまい、信頼も下がります。
普段からコミュニケーションが密に取れていると
メンバー・マネージャーともに相互で認識している場合は別ですが
関係性が出来上がっていないのにも関わらず1on1を怠るのは
マネージャーとして職務怠慢かと思います。


7. プライベートをいきなり深掘りしすぎる

「恋人いるの?」「最近家で何してる?」など、
関係値が浅い段階でグイグイ聞きすぎると、当たり前ですがよくないです。
ハラスメントですね笑。
普通の人間関係でも留意すべきことかと思うので、
当たり前の感覚が身についていれば大丈夫です。
まずは雑談ベースや相手のペースで、距離感を大事にしましょう。


おわりに|“誰のための1on1?”を忘れない

1on1って、「部下のための時間」という大前提を忘れると
ほんとに簡単に“ただの作業”か“愚痴聞きタイム”に転落します。

  • 主役はあくまでメンバー
  • 相談内容や話した内容の守秘は徹底
  • 業務連絡や指示出しだけで終わらせない

そんな基本を意識しながら
“メンバーにとって意味のある時間”を積み重ねていけるといいですよね。


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