「この人、なんで報告してくれないの?」
「え、それ大事な話じゃない?」
「相談してくれたらよかったのに…!」
マネージャーをやっていると、“報連相ができない人”に出会うこと、たまにありますよね。私も何度も悩んできたし、「どうしたらいいの!?」と頭を抱えた経験があります。
今回は、そんな「報連相しない人」にどう向き合うか、私が現場で実践してきたことや意識していた考え方をまとめてみます。
同じ環境の方の参考になれば嬉しいです!
なぜ「報連相しない」のか?原因を知るところから
まず大事なのは、なぜその人が報連相しないのかをちゃんと理解すること。
原因は人それぞれ違います。
例えばのパターンだと、こんな感じ👇
- 「迷惑かけたくない」「怒られたくない」という心理で、黙って抱え込むタイプ
- 「自分でできるからいいや」「わざわざ言わなくていいでしょ」という自己完結タイプ
- 「そもそも報連相の重要性を理解してない」タイプ
- 「何を報告すればいいかわからない」タイプ
- 「相談したら逆に怒られるかも」と過去の体験から怖くなっているタイプ
つまり、悪意があってやってないことが多いんです。
なので、まずは責める前に「どうして?」を聞く姿勢を持つことが大事だと思っています。
私が意識していた5つの対応法
① 報連相しやすい「空気」を作る
「いつでも相談してね」だけじゃダメ。
本当に相談しやすい空気を作るには、
- 日頃から「助け合い」を大事にする
- 小さな相談でも「相談してくれてありがとう!」と伝える
- 相談に来たときに怖い顔をしない・忙しそうにしない
こういう積み重ねが必要だと感じています。
“相談したら嬉しい”って思ってもらえる空気を作れるかが大事。
② 「報連相の基準」を明確にする
「どこまで報告すればいいの?」がわからずに困っている人、意外と多いです。
なので、私はよく、
- 「1日で1件以上お客さんとやり取りしたら報告」
- 「初めての業務は必ず一日の終わりに進捗を共有」
- 「困ったら小さなことでもすぐ相談して」
といった報連相の基準を具体的に言葉で伝えるようにしていました。
チームとしてのルールを言語化すると、「何をすればいいか」がわかりやすくなります。
③ 失敗しても責めない
「怒られるのが怖いから相談できない」って人、結構多いんですよね。
だからこそ、相談が遅れたことで問題が起きたとしても、
「なんで言わなかったの!」じゃなくて、
- 「気づかせられなかった自分も悪かったな」
- 「これからは早めに相談できると助かるな」
と、あくまで冷静に、感情をぶつけない対応を意識していました。
④ 定期的に話せる「場」を作る
「相談したいけど、どのタイミングで言えばいいかわからない」問題も多いです。
なので、
- 定例の1on1で進捗を聞く
- Slackやチャットで1日の終わりに「今日どうだった?」と軽く声をかける
と、話せる場をこちらから用意するのも大事。
「何かあれば言ってね」ではなく、「こちらから聞きに行く」姿勢が有効です。
⑤ 最終的には「改善の必要性」を伝える
いろいろやってみても改善が見られない場合は、
「報連相も業務の一部。改善しないと評価にも影響する」と冷静に伝えるのも大事です。
あくまで感情ではなく、事実として。
「ここはできるようになってほしい」
「できていないとチームとして困る」
を説明しつつ、必要なら評価・目標に入れ込み改善を促します。
おわりに|報連相はチーム全員で育てるもの
「報連相しない人が悪い」と決めつけるのは簡単だけど、
大事なのは、なぜそうなるのかを理解し、チーム全体で「報連相しやすい空気」を作ることだと思います。
私も「もう勘弁してくれ…」と思うことはあったけど、
向き合った分だけチームがよくなった経験もあります。
焦らず、怒らず、でも伝えるべきことは伝える。
そんな「優しさと厳しさのバランス」を意識して、一緒に良いチームを作っていきましょう!
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