はじめてマネジメントを任されたとき、
「何を大切にすればいいのか」ってなかなか分からないですよね。
私も最初は、手探りでいろんな壁にぶつかりました。
この記事では、私がマネージャーとして意識していた
“5つのマインド”を紹介します。
考え方は人それぞれですが、
「こういうスタンスもあるんだな」と、
少しでも参考になればうれしいです。
① 柔と剛、2つの自分を大事にする
ここで言う「柔」と「剛」は、私の中で下記のイメージです
柔=優しさ、穏やかさ、感情への共感 など…(女性性)
剛=力強さ、リーダーシップ、判断力、責任感 など…(男性性)
誰もが多かれ少なかれ、
この2面性を持っていると思います。
私は、チームの中では「柔」の自分、
ビジネスの交渉や判断の場では「剛」の自分、
というふうに意識して切り替え、両立させていました。
「柔」に偏ればビジネスが成り立たない。
「剛」に偏ればチームビルディングがうまくいかない。
どちらかに偏ると苦しくなります。
だからバランスが大切で、
「いい塩梅」を意識して過ごしていました。
② 人の価値に上下をつけない
私は一緒に活動しているメンバーを
「部下」という言葉を使わず、
「チームメイト」など他の言葉に置き換えて呼ぶようにしています。
役割は違っても、人としての価値に上下はないからです。
マネージャーは偉いわけじゃなく、
ただ“役割”を担っているだけ。
だからこそ、年齢やキャリアに関係なく、
メンバー一人ひとりの強みを尊重するようにしていました。
③ 昇給・評価は自分が最後
チームが成長し、結果を出していく。
その中でメンバーが昇給・昇格する。
それが回りまわって、最後に自分の評価になる。
私はそんな順番が美しいと思っています。
だから私はチームメンバーの評価には必死になるし
日々、メンバーの会社内でのブランディングにも力を入れます。
人の成果を“自分の成果”として奪って出世する人もいますが、
本当に迷惑ですよね。笑
私はそれは“公害”だと思ってました。
④ チームメンバーは友人、もしくは身内と思う
「会社は友達を作る場所じゃない」
そう言う人もいるけど、
私は別にいいと思っています。
社会に出て、会社以外で友達を作るのも難しいですしね。
(私にとっては…。人見知りですし…。)
そうでなくても“信頼できる仲間”は、
誰にでも必要だと思います。
ただの業務上の付き合いより、
「この人と一緒に働きたい」と思える関係の方が
成果も出しやすいです。
考えてみてください。
“単なる知り合い”と”大切な友人”
何かあったときに助けたいと思うのはどちらですか?
私は当たり前に”大切な友人”です。
「大切な友人、身内」
そんな関係を築くことができたら
仕事も楽しくなるし、結果的には成果にも結び付く。
そう信じて、「仲のいいチーム」を目指し
コミュニケーションをしていました。
⑤ 頼る・任せる・でも責任は取る
尊重してるからこそ、任せる。
でも、もし何かあったら
責任は全部マネージャーである自分が取る。
それが私のスタンスでした。
お客様に謝るのも私。
トラブルの対応を率先するのも私。
(いわゆる面倒ごとは私!)
その意識、姿勢があるからこそ、
チームメンバーも安心して、力を発揮してくれたんだと思います。
男前(女前?)なマインドをもつことも
私のマネジメントの美学でした。
おわりに|正解はない。でも、大切にしたい考え方はある
マネジメントに正解はないと思います。
でも、上記のようなマインドで
自分の中に“芯”があれば、
きっとぶれずに進めるはずです。
この記事が、
「マネジメントってどう向き合えばいいの?」
と悩んでいる方のヒントになればうれしいです。
📌 筆者について
→ みそまねの自己紹介はこちら
コメント