「自分より年上のメンバーをマネジメントすることになった…」
はじめてその状況になったとき、私はちょっとだけ怖気づいていました。
気をつかわれるかな?
こっちも気をつかうかな?
偉そうって思われたくないな…。
そんなふうに思っていた私が、実際に現場で意識していたことを今日はまとめてみます。
同じような立場の方のヒントになればうれしいです。
年上メンバーに接するとき、最初に不安だったこと
自分がマネージャーでありながらも年下、
というのは、なかなか繊細な立場です。
- 接しづらいと思われていないか
- 役職のせいで失礼のないようにと気を遣われないか
- 命令っぽく聞こえてしまわないか
私も最初はあれこれ考え不安を感じていました。
でも、下記のことを意識して接するようにしたら、
メンバーとの関係性がぐっとほぐれた気がしたんです。
私が意識していた3つのこと
① 自分の立場・役割をちゃんと伝える
まず最初に私が心がけたのは、「マネージャー=上司」ではないことを言葉で伝えることでした。
同じチームになった後すぐに
1対1で会話する機会を作り、こう伝えていました。
「マネージャーっていう肩書きはあるけど、
小学校でいうところの“班長”みたいなもので。
何かあったときに発表したり、社内のめんどくさい調整ごとを引き受けたりする役です。
なので、全然気を使わずに接してください。
思ったことはどんどん遠慮なく教えてください!
あと私、年下だし、タメ口で全然OKです!笑」
こんな感じで、「フランクに話せる空気を作りたい」
という思いを一生懸命話していました。
最初に伝えておくことで、メンバーの方にもたくさん話しかけてもらえ
短期間で気兼ねのない関係性を築くことができたように感じます。
“どう接したらいいのか”とモヤモヤしてるのは、
きっと相手も同じなんですよね。
② 評価者としてのスタンスをはっきり話す
もし自分がそのメンバーの評価者になる場合は、
評価に対する自分の考えも明確に伝えるようにしていました。
たとえば、こんな感じです。
「基本的に私は、みなさんの評価を“上げにいきます”。
評価を上げるために必要な実績や成果の見せ方も、一緒に考えさせてください。
ブランディングとか、資料の書き方とか、必要なことは全部サポートします!」
これを言うと、相手も少し安心してくれる気がします。
あとは日々の業務での評価素材の準備や評価のタイミングで、
実際に有言実行し姿勢を示すこと。
そうすると信頼が生まれ、関係性もより一層強固なものになりました。
“ジャッジする人”じゃなくて、
“味方でいようとしている人”っていうのが伝わることが大事だなと思います。
③ 経験値をめちゃくちゃ頼る
年上メンバーには、遠慮せず「頼らせてください」と伝えるのが一番いいと思っています。
特に私はこう伝えていました。
「私はまだ知らないことがたくさんあるので、
○○さんのこれまでの経験をたくさん頼らせてください!
お兄さん、お姉さん的な立ち位置で、いろいろ教えてください!」
これって一見軽そうだけど、実は本気で大事。
もしその方のこれまでの経験がわからないときは、
1on1の中でしっかり話を聞いて、活かせる部分をすり合わせていました。
異業種からの転職や他部署からの異動であっても、
どんなキャリアにも絶対に“活かせる強み”があるはずなので、
それを引き出して活かせると、すごく良い流れができると思っています。
おわりに|年齢にこだわらず、チームの仲間として向き合う
年齢って、やっぱり気にしてしまいがち。
でも、私はいつも心の中で
「頼れるお兄さん、お姉さんと話してる」くらいの感覚で接していました。
マネージャー=偉い人じゃなくて、
チームの中で“調整役を引き受ける人”。
だからこそ、
「年上だから難しい」ではなく、
「年上だからこそ頼もしい!」と思える関係性を築けたら
すごく心強いと思います。
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